こんにちは、宅地建物取引士のオモです。
この話は実際に、義理の妹の実家で本当にあった、怖~い話です。
そろそろ怪談の季節になってきました。
お時間よろしければ、お付き合いして頂けますと大変幸いでございます。
ある日、義妹の家に、突然の訪問客が現れました。
義妹の母が出てみると、そこには男が立っており、こう言ったのです。
男「すぐそこのビルで改修工事をしていたら、お宅の家の屋根の瓦が壊れているのが見えましてすぐ修理しないと雨漏りがしますよ」
突然こんな事言われたものですから、義妹の母も大変驚いたそうです。
男「ちょうど道具があるので、もし宜しければ見てあげます。もちろん無料で」
義妹の母は、“親切な方”と思ったらしく、すぐにお願いし、
男は手早く専用の脚立を使って屋根に上ったそうです。
◆余談ここでポイント!
絶対に屋根に上がらせてはいけません!!
義妹の母は、親切な男にペットボトルのお茶を用意したそうです。
しばらくして点検が終わり、
男は、
「やはり、瓦の一部が壊れていました」
と言って、デジカメに撮った、破損した瓦の一部を見せたそうです。
その写真を見た義妹の母は、大変感謝してペットのお茶を渡したそうです。
さらに男は、
「このままだと屋根が落ちますよ。今、サービス期間中で、安く修理できます」
とにかく不安を煽られ、話はとんとん拍子に進んで行き、
見積書をもって来て、契約書らしき書類にサインをするよう、促されたそうです。
100万円くらいの金額
義妹の母は、高いと思ったそうですが、誰にも相談せずにサインをしてしまったそうです。
その後、工事が無事に完了し、
数日後、雨が降ったとき、
なんと雨漏りがしたそうです。
今まで雨漏りなんかした事がなかったのに、
初めて雨漏りがしたそうです。
後日、私に相談があり、お付き合いのある業者さんに屋根を調査してもらったところ、、、
ずさんな施工で、しかも、瓦が一部破損したままだったそうです。
その破損した瓦は、実は、、、男が
わざと壊した
可能性が高い事が調査の結果判明しました。。。
もちろんその後は、トラブルに発展し、最終的に、支払った半分くらいしか戻って来なかったそうです。
その後、その業者は倒産してしまいました。
色々と怖いですね~
もし、、突然の訪問で、TVモニタホン越しに
「・・・あなたの家の屋根、壊れてますよ~」
と言う男が現れたら、
詐欺まがいの男かも知れません、、、いや、詐欺です。
これ、実際によくある話です。。。
◆最後に対処法をお伝えします。
もし、その様な話をされた場合は、
「この前、屋根屋さんに見てもらって、異常無しって言われたけど、本当ですか?」
と、張ったりをかまして、相手の様子を見ます。
本当に屋根が壊れているであれば、
「本当です」
と、言うはずです。
しかし大半は、
「そうでしたか、失礼しました」
と、尻尾を巻いて逃げるように去って行きます。
それでも強引に来るようようでしたら、
「前に見てもらった屋根屋に文句を言うから結構です」
と、きっぱり断って、違う業者に見てもらった方が無難です。
もし、相手が威圧的になってきたら、
警察です!
以上、ここまで読んで頂きましてありがとうございました!